【後日譚】東雲さんに聞いてみた♯04

2024年9月でデビュー3周年を迎えた東雲怜弥さん。男優としての現在の活動と次の目標についてお話を伺いたいと思い、2023年6月公開のインタビュー(前編 / 後編)の後日譚として再度取材させていただきました。
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みゅう

前回のインタビューから約1年半が経ちました。最初の質問として、ざっくりとした聞き方で恐縮ですが、この1年半での心境の変化をお伺いしたいです。

前回のインタビューは2023年5月ごろでしたが、当時は男性向け作品の撮影が立て続けに入り始めたばかりの頃で、その後、どんどん男性向け作品への出演本数が増えていきました。仕事の受け方だったり、こなし方だったり、随分変わってきたのではないかと思うのですが、いかがですか?

東雲:
男性向け作品の出始めって、2022年の12月に初めて現場に出させてもらって、2023年1月から本格的に撮影に出るようになって。で、2023年の5〜6月くらいからバーッて入れてもらってたのかな。その頃、ずっと赤面女子っていうメーカーの現場がメインで、女性向けにも出演しながら、たまにSODにも出ていたんだけど、こないだのフライデーのインタビュー(編者注:2024年11月2日)でも言ったように、初めて行かせてもらった現場が大人数の乱交モノで、全然自分は上手くできなくて。でも、その時に監督が「できないのは当たり前だから。でも、楽しいと思えるんだったら、また呼んであげるからおいでよ」って言ってくれたんだよね。

うんうん。

東雲:
「別に怜弥くん、エロメンなんだし、辛いと思うことしなくて良いと思うよ〜」って。「でも、楽しいっていう感覚があるんだったら、できるようになるまで面倒見てあげるし、できるようになった時に他の現場にも行ってみたいって思うんだったら行けば良いんじゃないかな」って直接言ってくれたんだよね。
AV男優って、明確に「この人はこれができます」って言うのは結構難しいことだし、資格があるわけでもないし、指標となる数値があるわけでもないから、評価が難しいと思うんだよね。だから、自分で評価を上げていくために、本当にいろんな現場でいろんな失敗をして学んでいかなきゃいけない業界だっていうのは、働いている側には共通認識としてはあると思うんだけど。そんな中で「うちの現場で独り立ちするまでいて、できるようになった時に他にも行きたいと思ったら行けばいいんじゃない?」みたいな感じで言ってくれたのが、めちゃめちゃありがたくて。だから俺は、この監督さんには頭が上がらないなぁって思ってるんだ。

その監督さんがそういうふうに「楽しいっていう感覚があるなら、やってみたら良い」と声をかけてくれた理由というか、なぜそう言ってもらえたのか、ご自身で思い当たることはありますか?

東雲:
う〜ん、鍛えたら良くなるって思ってくれたのか…。あとは、元々体育会系だし、コミュニケーションは全然問題ないから、できるんじゃないかな?って思って鍛えてくれたのかもしれないね。相性が合うと思ってくれたのかなぁ。

なるほど。確かに、相性はあるのかもしれないですね。そのレーベルの作品は、エンタメ要素の強い作品が多いですが、東雲さんがとても楽しそうに演じてるように見えます。監督さんが最初からそれを予知していたかどうかはわからないけど、楽しくやってくれそうな人だと思ったのかもしれないですね。

東雲:
そうだね、どの現場に行くよりも気楽にやらせていただいてるね。その現場でずっと見習いをさせてもらって、でもある時、一人前として呼んでいただけたタイミングがあって、その辺りから他のメーカーさんの現場も回り始めたんだけど、その監督さんのもとで教えてもらったことがめちゃめちゃ役に立って、結果的に他の現場でも評価されたんだよね。男優としての仕事ができるようになってきた自分を評価してもらえるたびに、俺は嬉しいし、育ててもらったおかげでありがたいなと思う。

監督さんには、一生感謝ですね。

東雲:
本当にそう。あと、今年(2024年)に入ってからの話でいうと、AVの大手メーカーさんに呼んでいただけるようになってきたことも、振り返ってみると自分の中では大きな出来事だったかなぁと思ってて。男優としてちゃんと仕事をしてくれると思ってもらえてるのが、自分の中でも成長できたところかなって思ってる。

ちなみに、先ほど男優のお仕事は数値では表しづらいとおっしゃってましたが、ご自身ではどのような点が強みになっていると思いますか?

東雲:
ああ、なんだろうなぁ。演技なのかなぁ?ドラマで呼ばれることが多いし。あとは、大きいメーカーだとパワープレイ担当で声をかけてもらうことが多いかもしれない。見た目が筋肉質で、そういうプレイができそうって分かるからかな。あとは、別の監督さんに言われたのは「怜弥くんがいると安心するなぁ〜」って言われたかも。

安心感。

東雲:
リテイクで現場が押さないだろうな、とかだと思うんだけど、なんとなくうまくいく印象を持っていただけているみたいで。

へぇ〜、なるほど。

東雲:
あと、現場で初めてお会いしたベテランの照明さんに褒めていただけたシーンがあって。俺が車から降りてきて、旅館の玄関に入っていって、「何してんの?」って声かけてちょっと空気をピリつかせる場面だったんだけど、そのシーンを撮り終わった後に長年この業界でお仕事している方から褒めてもらえて。そういう評価をもらったことも自分の成長を感じた出来事だったかな。

その玄関のシーンは私も拝見したのですが、確かにとても印象的なシーンでしたね。
ところで、他にも具体的な作品について聞きたいのですが、最近はS-Cuteの作品が立て続けにリリースされていますが、これが以前何かの配信でおっしゃっていたシリーズなんですか?

東雲:
うん、そうだね。

このシリーズって、一日中女優さんと一緒にいて、男優さんがカメラを持って、デートシーンから絡みまでずっと撮影し続けていますが、どのシーンを見ても女の子がずっと可愛くて、見ていて安心するAVだなぁと個人的に思っています。女優さんそれぞれにさまざまな個性がある中で、みんな綺麗に可愛らしく撮れていてすごいな、どういうふうに一日を共に過ごしているんだろう?と思うのですが、何か心掛けていることがあったりしますか?

東雲:
女優さんに可愛い顔をしてもらいたいっていう点でいうと、カメラが回っていない間のアイスブレイクだったり、距離感とかは気をつけてるかな。向こうが緊張したり、こわばってしまったりしないようにね。例えば、当日「今日よろしくお願いします」って挨拶する時「ちょっと俺、気持ち悪いおじさんみたいなところ出ちゃうかもしれないんですけど〜、なんか気持ち悪かったら『気持ち悪い!』って言ってくださいね!」みたいなこととか。

(笑)

東雲:
とかっていう、そういう距離の詰め方をしてみたり。

うんうん。なるほど。

東雲:
それが正解とまではいかないけどね。あとは、女優さんの笑顔が欲しいなって思ったら、突拍子のないことを言ってみたりやってみたりしようかなって思ってる。急に走って、女優さんを置き去りにしてみたりとか。

そのシーン、こないだ見ました。弥生みづきちゃんとの作品ですね。

東雲:
横浜のやつね。あれ、マジで本気で走ったからなぁ。

「置いていかないで〜!」って言ってたみづきちゃんが、すごい可愛かったです。

東雲:
(笑)あと、一応、男性向けの作品だから、王子様っぽい感じじゃなくて、普段イベントや配信で見せるようなちょっとふざけてる方の自分でいられるから、俺としては結構楽かも。”令和の甘S王子”っていうよりは素の東雲怜弥に近い演技ができるし、それもあって女優さんもあまり身構えたりしないから、結果的に良い笑顔が撮れてて、そこは自分に向いてるポイントなのかなと思ってる。

なるほど。皆さん楽しそうに映ってて、それが良いですよね。男性向けと言いつつ、S-Cuteの作品は女性の視聴者も結構多い印象があって。デートシーンとかをちゃんと見たいという需要があるんだなぁと思ってます。

東雲:
でも、やっぱカメラ回っている間は、女優さんも演技をしてくれているから、カメラ止める時は毎回怖いけどね。素に戻っちゃって、スンッてなったらどうしようって、デートものの撮影の時はすごい怖い。

そうなんですね(笑)ちなみに、カメラを回すのって、どのタイミングで何をするかっていうのは全部男優さん任せなんですか?そばに監督さんはいるのかもしれないですけど。

東雲:
基本こっち任せだね。ハメ撮りは色々と指示されることってそんなになくて。

やりやすいようにどうぞ、という感じなんですか?

東雲:
そうだね。一応「この体位とこの体位が欲しいとか、ありますか?」っていうのは監督と話して確認することもあるし、向こうから言ってくれることもあるけど、任せてもらう感じかな。

なるほど〜。でも、それだけ男優さんに任される部分が多いと、それがプレッシャーになっちゃったりしませんか?

東雲:
確かに、最初は「俺の持ってるこのカメラだけで作品が販売されるの?」ってプレッシャーに感じてたけど、何回かやった上でまた現場に呼んでくださって、信頼してもらえてるんだなって思うし、向いているのかもしれないなと思ったりもして、最近は全然プレッシャーには感じなくなった。逆に、なんか気楽でいいかなと思って。

ええ、すごいですね。

東雲:
なんか、疲れたら休めるし!みたいな。

ちょっと話が逸れるかもしれませんが、S-Cuteの作品内で東雲さんの手持ちカメラが鏡に写り込んでいて、持ってるカメラの大きさにびっくりしちゃったんですよね。こんな重たそうなのを持ちながらできるんだ〜と思って。

東雲:
そう、あれね、シルクカーニバルとかの配信で使ってるカメラなんだよ。あれはめちゃめちゃ重くて、渡されるカメラの中で一番重いと思う。

そうなんだ。

東雲:
だから三本撮りとかしたら、その日は手がプルプルしちゃってダーツが投げられないんだよね。ブルに入らなくなる(笑)

そうでしょうね(笑)なんだか、男優さんとしてだけじゃなく、カメラマンとしてもいけそうな気がしてしまうんですが…。

東雲:
いや、でもやっぱカメラマンってさ、機材に関しての理解や興味がすごい深くて。俺ってそういうのにあまり興味が向かないタイプだから。オタク気質じゃないっていうか。

カメラの性能とかはよく覚えてそうですけどね。

東雲:
それはただの暗記なんだよね。撮影するのが好きな人は、それを好きでやるから、やっぱりカメラマンっていうのはそういう人が就く仕事なんだろうなって思う。陵さんとかも「こういう機材が出て興味あるんだよね」ってプライベートでも調べてて、教えてくれたりするんだけど、俺は技術の進歩に興味があっても機材そのものへの収集欲とかが全くないから。

撮影の方も極めていけたら、良いカメラマンになりそうな気がするのに…。

東雲:
たぶん、ハメ撮りだから面白いと思えてる。自分で作品を作っていくことに面白いと思えているけど、自分が第三者として他の2人を撮るってなると、やっぱりもどかしさとかを感じるタイプだと思うんだよなぁ。

ああ、なるほど。

東雲:
だから、プレイヤーなんだと思う。
バスケや競輪がすごい好きだけど、審判になってまでやりたいか?みたいな。そういうものではないんだよね。

ああ、確かに。そうかもしれないですね。なるほどなぁ。
自主レーベルのエゴクラ(Egoist Cloud)についても少しお伺いしたいのですが、エゴクラ作品は最初はハメラーという企画から始まり、だんだんとコンセプチュアルな作品が出てくるようになって、最近は女優さんをゲストに迎えて2本撮りというのが定番になってきました。今後もこの路線で制作していくのでしょうか?

東雲:
そうだね、それはやっていきたいと思ってるね。まあ、これは好みの問題なんだけど、俺としては生々しいものを撮りたいっていうよりは、いろんなものが好きな人がいるのは当たり前だから、全部の作品を買ってもらいたいというよりは自分が良いと思ったものを買ってほしくて。それで言うと、いろんな企画をやりやすい女優さんにお願いした方が良いかなって。

なるほど。キャスティングはご自分で決めているんですか?

東雲:
プロダクションさんから候補の女優さんをご提案いただいて、陵さんと相談して、こちらが撮りたいテイストと合うかどうかとかを考えてから決めてるね。

先に台本があって、後から女優さんを決めるんですか?

東雲:
いや、基本的には女優さんが先かな。結局、女優さんを決めないことには、可愛い系なのか綺麗系なのかとかが変わるから、今のところは全部女優さんが先だね。今後リリースされる作品では、どういう作品を撮りたいか決めてからキャスティングしたものもあるにはあるけどね。

なるほど。そうなんですね。今まで出演された女優さんは皆さん、YouTubeで普通にしゃべっている様子を見た上でAVを見てるからか、すごく良い人たちがいっぱいいるんだなぁ、若いのに皆さんしっかりしてるし、楽しそうにAV撮ってて良いなぁという印象でした。

東雲:
そうだね。初めましてだったり、お付き合いが長いわけじゃない人が多かったけど、本当に良い人たちだったね。

本当に爽やかな方ばかりで、良いなぁと思って拝見しました。


さて、作品や撮影の話からちょっと離れて、イベントについてもお聞きしたいと思います。
昨年(2023年)の9月のエゴイストマンデーで「デビュー3年目はファンの皆さんと会う機会をもっと増やせるように頑張ります」ということをおっしゃっていました。実際、2023年から2024年にかけての一年間で、たくさんのイベントに出演されていて、試しに数えてみたら毎月・毎週必ず何かのイベントに出ている状態でした。撮影の予定もたくさん入っている中、イベントも数多く参加されて、有言実行の一年だったと思いますが、ファンの皆さんとの交流を通じてご自身ではどんなことを思っていましたか?

東雲:
なんだろうな、俺って誰かが楽しいと思ってくれたり、喜んでくれることがやっぱ好きなんだなぁって。今までもそう思って生きてきているんだけど、そういうスタンスで仕事をしていくからには、やっぱりどんな人が自分の作品を見てくれてるのか、会ってみないとわからないことだから、そういう機会を設けられて良かったかなって。自分が作った作品が直接、誰に届いてるのか、みたいなことがわかったので、自分的にはすごく良かったなって思ってて。でも、それは最初の方の感想で、後半にかけては、単純に自分自身がコンテンツであるということを理解したというか。AV男優としての仕事の幅は超えて、別の道が広がったような気がしたというか。

え!? あのぉ…逆に今まで、ご自身のコンテンツ性に気づいてなかったんですか?

東雲:
あくまでもAV男優として、作品がすごい好きだから会ってみたいと思ってもらえてるのかもしれないって思ってたんだけど、なんか単純に自分をコンテンツとして楽しみに来てくれてる人がいるんだなってことに、ここ一年くらいで気づかせてもらったというか。会えることが嬉しいと思ってくれてる人たちをもっと楽しませたいなって思ったから、毎月来ても飽きない定番イベントをやりたいなとか、自分の趣味であるポーカーとかをみんなと共有できるイベントをしたいなとか、逆に俺と関わらなかったらみんながやらなかったであろうことをやらせたいなとか、色々な考えが派生していった感じだなぁ。

なるほど。確かに、筋トレとか、皆さん辛そうではありますけど(笑)巻き込まれてなかったら取り組まなかった人もいたでしょうし、ポーカーもすっかり定番イベントになりましたが、東雲さんと関わらなかったら一生やらなかった人もきっといるでしょうね。

東雲:
うん、こういう機会がなかったらね。

誰だったか「東雲さんがいなかったら経験しなかったことを、今経験させてもらってる」ってイベントでお会いした方がおっしゃってて、本当にその通りだなって思ってます。

東雲:
なんか、収益とかビジネスとして考えると、もっと効率が良いことっていっぱいあるとは思ってるけど、みんなにいろんなものを経験してもらいたいし、性格的に自分の負担が増えるのも別に厭わないし、結果的に今の形に落ち着いてきたかな。

なるほど。ちなみに、また話が少し逸れますが、スケジュール管理ってどうされてるんですか?これだけ撮影の予定もイベントの予定も入っていて、どうやって管理しているのかが素朴な疑問で…。手帳に書き込むタイプなのか、スマホアプリとかに入れるタイプなのか…?

東雲:
もう全部、社会人の時の癖でGoogleカレンダーですね!

Googleカレンダー!

東雲:
撮影は黄色で、絶対にこれはやばい!みたいな予定は赤色で、打合せとかは水色で、みたいな。

へぇ、しっかり自分で管理されているんですね。なんか、ちょっとやっぱり几帳面というか、色分けするあたりが。

東雲:
そうかなぁ、まあ確かにやってない人もいるかもね。一目でパッと現場数とか、来週どのくらい気合いを入れなきゃいけないのかが、黄色の数だけ見ればなんとなく想像できるからさ。

ちなみに、1日のスケジュールはどうなっているんですか? 深夜に撮影していた話を以前配信でおっしゃっていて、昼夜問わず撮影が入ってしまったりするんでしょうか?

東雲:
ああ、でもそれは現場数が増えてきたからそうなっちゃったけど、基本的には9時とかに現場入りして、終わりが早い現場だったら13時とか、夕方の16時とかに終わるんだけど、その後にまた別の現場があったりもする。例えば、前半・後半っていう分け方で現場を組んでるようなメーカーさんだと、前半が9時入りで、13時〜14時とかにいったん終わって、後半はその後、夜の18時とか19時に終わって、っていう現場も結構ある。終日で入っている時は、9時から24時までいった時もあったね。

ほぉ〜。

東雲:
まぁ、まちまちではあるけど、基本的には前半・後半のどっちかで入るか、どっちも入って、終日丸々ずっと同じ現場で3〜4回絡みますよ、っていう現場を組み合わせてる感じだね。

体がいくら強くても、1日に数本撮らなきゃいけない日が続くのって、体がもたないのでは?1週間に一回そういう日があります、とかだったらなんとかなりそうですけど…ケアはどういうふうにされてるんですか?

東雲:
これは、でも、もう慣れだね。

慣れ!

東雲:
最初の頃は、朝9時入りの15時終わりとかの現場でも、続くと結構しんどかったんだけど、今は終日の現場が3日続いても全然。現場の合間のちょっとした時間で寝られるようになったり、力の抜き方もわかってきたと思う。現場の撮影中も、ここをこうするとちょっと楽だなぁとか。例えば、S-Cuteのデートものは、9時入りで終わりは夜21時とかまで12時間くらいかかるけど、その間に3本撮るから、ここではカメラを置くのを多くして次の絡みまで体力を残しておこう!とか、この位置にいると体勢がきつくなるから、最初は辛いことをやっておいて最後に楽なのを残しておこうとか。あとは、ソファーの高さだときついから後回しにしようとか、そういうのを自分でコントロールできるようになってきた気がする。

はぁ…なるほど、本当にすごいなぁ…。
すみません、話を戻しますが、これからやりたいイベントとか、何か考えていることはありますか?もちろん、今までやってきたものを今後も続けつつとは思いますが。

東雲:
まぁポーカーは続けたいと思ってるし、あとはダーツはいつかやりたいな。あと、太陽くんとの個展!それでいうと、後輩たちのお手伝いというか、後輩のみんなが得意としていることを生かせるようなことをやっていきたいとは思ってるかな。いきなり最初からイベンターやってました!みたいな人なんてそういないからなぁ。俺も最初は、自分でイベントやるってどうしたら良いの?って感じだったし、これまで培ってきたものを少しでもお裾分けできたら良いかなと思ってる。

なるほど。

東雲:
俺も誰か一緒にいると楽しいし、天道くん(天道一然さん)や太陽くん(大空太陽さん)にはいつもめっちゃ助けてもらってるしね。なんか、自分がイベントでこういうコンテンツをやりたいっていうよりは、後輩たちがそれぞれやりたいこととか、得意なことを生かしてあげられるようなことを、今後は広げていきたいと思ってるかなぁ。

そうなんですね。

東雲:
女性向けのAV男優って、専属というシステムがほぼ無くて。でも、自分でブランディングを考えて、SNSを強くして、営業も自分でかけて仕事を増やして…って何でもできる人はやっぱり多くはないよね。って考えると、ある程度は道標というか、ロードマップみたいなものを、何か一個でも出してあげるべきなんじゃないかなって思ってる。

なるほど…活躍の選択肢というか、続けていけるものというか。

東雲:
うん、生まれないといけないと思う。俺も途中までは、型にはまるような売り方をしようとしてた気がするけど、女性向け作品に出ながら、男性向けでも自分が楽しいと思える現場に行かせてもらって、キャリアを積んで、SNSやファンサイトやイベントを考えたり、…ってやってきて、口で言えば再現性があるように思えるけど、実際にそれをやっていくのは大変だからね。

なるほど。最近えごまんや配信などでも、活動の幅を広げていきたいというようなことを時々おっしゃってるなと思っていたのですが、最後の質問として、男優さんとして、あるいはそれ以外のことでも良いので、今後やっていきたいことについて改めて言える範囲で教えていただけますか?

東雲:
たぶん、自分は特殊な活動をさせていただけるようになってきてるのかなと思っていて。AV男優としてメディアにも出させていただく機会が増えて、フォロワーも増えてきて、上がった知名度を業界に貢献していけるような動きに繋げていきたいというか。デビューした時からずっとだけど、女性向け作品の市民権を得るっていう目標は今もまだ持ってるので、自分自身としてはより動きやすくなりつつあるのかなって思ってて。Yahooニュースに載った記事(前述のフライデーの記事)とかも、PV数はすごく良かったけど、ランキングからは削られちゃったから、世間的にはまだやっぱり厳しい部分があるとは思うけどね。でも、今後もフレックスに、敏感に動いていきたいなって思ってる。

なるほど…。最初のインタビューの時にもお伝えしたのですが、インフルエンサー的な立場というか、自分の楽しみのためだけに男優さんになった感じがしなくて、私個人としてはずっとその印象があります。だから応援したいなとも思うし、今後どんなふうに活躍していくのかを見ていたい気持ちもあります。

みゅう

ぜひ今後も、今おっしゃっていたことを頑張っていただきたいなと思っていますが…まだしばらく男優さんは続けていきたいと思っていらっしゃるということですよね?

東雲怜弥

そうだね、まだ全然現役でやりたいと思ってますね。

みゅう

男優さんとしては5年目になりますかね。すごく忙しそうなので、体に気をつけてもらいたいですし、たぶん……ファンの皆さんは……それぞれそう思ってらっしゃるんじゃないでしょうか(笑)

東雲怜弥

まぁ忙しいのはそうなんだけどね、空いた時間で遊びすぎっていう問題があるよね(笑)

みゅう

そうですね(笑)全然、遊んでいいんですけど、体が資本のお仕事なので、あんまり影響しすぎちゃうと、大変だと思うので…(笑)

東雲怜弥

はい、気をつけます!(笑)

みゅう

(笑)
今日はありがとうございました!

(終わり)

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